固形ワックス直塗り(生塗り)

固形ワックスは通常ホットワクシングに使用されますが、これを直接ボードに擦り付けてワックスすることがあります。
ホットワクシングが面倒で生塗りする方が多くいます。確かに液体ワックスより多少持ちが良い気がしますが出来ればホットワクシングをして欲しいところです。

 

実際は上級者でも生塗りするケースもあります。
ゲレンデで「ワックスが合っていないな。」と感じた時にゲレンデコンディションに合わせて調整する為の生塗りワックスです。
ただし、こちらも当然耐久性はあまりありませんので、ハーフパイプのスタート用などスタートワックスとして使われることが多いようです。

 

 

 

1.ボードのクリーニング
この作業はなるべく屋外で行うようにして下さい。
部屋の匂いが大変なコトになりますし、溶剤を使用するので体にも良くないです。

 

リムーバーをよく振ってから、ボード全体に吹きつけます。リムーバーの容器に記載があると思いますので数分程度放置してからペーパーで拭き取ります。
溶剤が揮発するまでは数時間以上は掛かりますので最低でも半日程度放置した後にワクシング作業に入るようにしましょう。

 

※ホットワクシングのページではやらない方が良いと記載していますが、固形ワックス直塗りの場合はリムーバーを毎回使用した方が良いと思われます。理由は液体ワックスではボードに残っていないからです。
一日中滑っていればほぼ確実にワックスが残っていないはずですので、滑走性能に悪い影響を及ぼす汚れを毎回除いてあげる方が良いと思います。

 

 

2.ワックスを掛ける
固形ワックスをボードに擦りつけます。
ロウソクやセッケンを擦ったような薄い膜のような物が出来ていれば完了です。
滑走面の全体に薄く塗り終わったら完了です。

 

※注意点としてなるべく薄く塗りましょう。厚くしっかり塗った方が長持ちしそうな気がしますが大きな間違いです!
ワックスの凸凹が抵抗になり、逆に滑りが悪くなります。
ケチってるなと思うくらいで良いので薄く塗るよう心がけて下さい。

 

 

3.コルクを掛ける
コルクで滑走面を擦り、ボードにワックスを馴染ませます。
摩擦熱によってワックスが浸透するそうなのですが、こちらも過度の期待は禁物です。
全体的にワックスが馴染んできたら作業完了です。

 

 

こちらはホットワクシング用のワックスを直塗りする訳ですからオススメはホットワクシングの頁を参照してください。
せっかくならホットワクシングに取り組んで欲しいのでそういった意味も込めてますよ♪

 

 

スポンサーリンク

スポンサードリンク

関連ページ

ホットワクシング
アイロンを使ったホットワクシングのやり方について説明します。一般的な方法より若干簡略化した当サイトオリジナルの方法を伝授します。
液体ワックス
レンタルなどで良く見られる液体ワクシングについてご紹介します。いずれも耐久性に乏しく応急用ワクシングと言えます。
フッ素パウダー
フッ素パウダーを使用したパウダーワクシングについてご紹介します。大会を目指すような上級者向け。