上達するには・・・

ここではスノーボードを上達するために役立つ情報をお届けします。
とは言っても私はプロではありませんし、ホームページという媒体であなたをレッスンするのは無理があります。
ですから練習のやり方であったり、ちょっとしたコツなどについてお伝えしたいと思います。

 

シーズンになれば書店に練習本が並びますし、みなさんも私の滑っている映像よりトッププロの滑りを見たいと思うでしょう?(笑)
2013〜2014シーズンオススメ本を最初に紹介します。

 

オススメ度★★★★☆
基礎の基礎から紹介してくれているので初めての方に是非みてもらいたいです。
中級以上のテクニック(キッカーやジブ、ハーフパイプのトリックとか)も紹介されているので幅広い層の方に役立つと思います。
星4個の理由はDVDが付属していないからですね。
やっぱりDVDがあるとイメージ沸きやすいのでその点が残念です。

 

 

オススメ度★★★★★
ちょっと慣れてきてきてキッカーに入ってみようと思ったらこちら!
ストレートジャンプから360°までわかりやすい解説がいいですね。
ある程度は滑れるようになってから見てくださいね〜♪

 

 

それでは上達編始めま〜す!!

 

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・プロの滑りをビデオなどで見る
上級者とは何かを知ることが上達の近道です。
ビデオを見てプロの滑りを頭に叩き込んで滑りのイメージを作りましょう。
ゲレンデでは周りの人の滑りを見て「こういう所が上手いなぁ。」とか「この人はこういう所がまだまだだな。」と分析するようにすると自分の滑りの参考になると思います。

 

ここで上級者と初心者の滑り方の決定的違いについて一言。
「上級者は膝の使い方が上手い!」
ここに注意して見てみるとあなたの上達をきっと早めてくれるはずです。

 

でもDVDを買うとなると大抵3,000円程度はしますのでちょっと痛手と思われる方も多いでしょう。
そこで活躍するのがDVDブックです!
前述していますが書店に並んでいるスノーボード上達本にはDVDが付録として付いているものが多いのでオススメです。
特に「初めての・・・」などのタイトルの本はHow to系のDVDが少ないので非常にお買い得ですね。

 

 

また「いくつかDVDを買っても良いよ。」という方ならHow to系を2本、イメージ系を1本の購入がオススメです。
※イメージ系とはプロのスゴ技をまとめたビデオを指しています。
How to系は自分のスキルアップになるので非常にオススメなのですが、ちょっと部活的なノリになる点がNGです。
当サイトでは前提条件として「楽しむ事」というのがあるので、そこでオススメなのがイメージ系のDVDです。
こちらは正直な所、「自分に出来るワケが無いっっっ!!!」というレベルなのでチャレンジしようなどとはせずにあくまで「これ見てスノーボードしたくなったぜっ!」というモチベーションアップの為に使いましょう。

 

 

 

・テーマを明確にして練習する
「とにかく上手く滑れるようになりたい!」や「キッカーでカッコ良く飛びたい!」と思って滑っているとなかなか上手くなりません。
「フロントサイドターンが上手くなりたい。」とか「ベーシックジャンプをマスターするぞ!」と思って練習する必要があります。
もちろんこれはスノーボードに限った事ではありませんが・・・
二頭追うものは一頭をも得ずという諺がありますよね?

 

ただしこれを忠実に守りすぎると部活的なノリになってしまうので注意は必要です。
基本は楽しんで上達すること。でも部分的にテーマを持って練習することが大切だと思います。

 

 

例えば私なら・・・
フリーランを楽しみながらグランド360°を練習するといった感じです。
もちろん初心者でも「真っ直ぐ滑る練習」や「リフトを上手に降りる」とかでも良いと思います。
でもひたすら真っ直ぐ滑ってしまったり、リフトに乗りまくるというのはNGです。
あくまでスノーボードを楽しみながら部分的にトレーニングを取り込むという点が大事です。

 

また一度に2つ以上のテーマを持って練習するというのもあまり効果がありません。
もし2つ以上のテーマを練習したいなら午前中に1つ、午後に1つなど分けた方が効率的です。

 

でも絶対にスノーボードを楽しみながらということは忘れないようにしましょう!

 

 

 

 

・自分の滑りをビデオに撮ろう!
自分の滑りを見ると「えっ!?こんなに下手だったの?」と愕然とするはずです。
でも効率的に上達する為には是非オススメしたい方法です。

 

「己を知ることが上達の近道」ですよ。

 

とは言っても私は自分の滑りを見て相当凹んだので胸を張って薦めることが出来る立場では無いですが・・・
でも現実を受け入れ、問題点を見つけることで上達が早くなったとは自信を持って言うことが出来ます!

 

ここで非常に大きな問題点があります。
それは「撮影者が必要」ということです。
つまり一人で練習している場合には撮影が非常に難しいです。
また、ビデオカメラの所有者は撮影側に回ることが多いのも問題点と言えます。

 

ビデオを買ったのはいいが、みんなの滑りを撮っているだけっていうのは寂しいので交代制で撮影するようにしましょう。

 

ビデオカメラを持ってスノーボードしていると転倒した時に壊れないか心配ですよね?
なので耐衝撃や耐水性能を持っているビデオカメラがオススメです。
最近は比較的安価でもそういったものが販売されているのでスノーボード用(アウトドア用)として一つ持っておくと良いと思います。
例えばこんなのはどうでしょう?

オススメ度★★★★★
防水かつコンパクトなビデオカメラの代表と言えるでしょう。
片手に収まる程度の大きさなので一緒に滑りながら撮ったりすることが出来るスグレものです。
フルハイビジョン撮影が出来るのでスノーボード以外でも十分活躍出来ると思います。

 

 

オススメ度★★★★☆
マイナーブランドですが価格は安く、ハイビジョン動画の撮影が可能です。
転倒の多い初心者の方なら壊れる危険が大きいのでこちらがオススメですよ!

 

 

・ショートターンとロングターンを交互に練習する
これはやや難しいトレーニングですので中級者くらいの方にチャレンジして欲しいトレーニングです。
ちなみにこのトレーニング方法はインストラクターをやっている友人に教えてもらったものです。
彼が言うには「ショートターンを練習するとロングターンが上手くなる。ロングターンを練習するとショートターンが上手くなる。」という少々難解なアドバイスでした。
彼との談義を進めていく中でその真意が分かりました。
「ショートターンを練習すると素早いターンが要求されるので緩やかなロングターンは簡単に感じる。そしてロングターンを練習すると一つ一つのターンを丁寧に繰り返すのでショートターンでも丁寧なターンが可能になる。」というものでした。
この話を聞いて「なるほど。」と思えた方は既に中級者の域にいるのかもしれないですよ。

 

 

 

 

・コース脇を使って滑ってみる
ちゃんと整備されている事の少ないコース脇は上達にかかせません。
コース外を滑るのは当然マナー違反ですし、何より危険なので絶対に入らないで下さいね!
ここで言っているのはロープを張って制限している付近であったり、壁になっているコースの脇の事です。

 

壁になっている所をハーフパイプのように滑っていたりするのを見たことはありませんか??

 

カッコ良くコース脇を使って遊んでいる上級者を良く見かけますが、初級者の方にもたくさんチャレンジして欲しいと思います。
前述したような壁をパイプのように使ってみたり、コース脇のギャップをキッカーのように飛んでみたりと色々遊び方はあります。時には圧雪されていないコース脇で新雪を滑る練習をしたりと平らに圧雪されたバーンでは出来ない楽しみ方がたくさんありますよ。

 

特に注意して欲しいのは「ボードの中心にちゃんと軸があるか?」という点です。
凸凹の斜面であったり、壁に向かっていくと体が遅れてしまったり、先に行き過ぎて詰まってしまう事が良くあります。
アールのきついキッカーであったり、ハーフパイプの良い練習になります。
何よりボディバランスが良くなるのでスノーボード全体のレベルアップに繋がるオススメの練習になります。

 

 

 

 

・直滑降を練習する
※この上達のコツは非常に効果があると思われますが、危険も伴いますので安全に十分注意して実施するようにして下さい。特に他人との衝突の恐れが無い広くて見通しの良い空いているゲレンデで友人に安全確認してもらうなど細心の注意を払うようにしましょう。

 

やり方は簡単。直滑降で自分が怖いと思うスピードまでスピードを上げるだけです。
怖いと感じたらすぐにスピードを落として安全確保をして下さい。
これを繰り返すことで速さに慣れるのが目的です。

 

 

スピードに慣れることは上達に非常に効果があります。
実際に滑った事のある方ならお分かりになるかと思いますが、いつもよりスピードを上げたら急に怖くなって上手く滑れなくなったなんて経験があるはずです。

 

限界スピードがだんだん高くなってくると様々な状況でも冷静に対処することが出来るようになりますし、スピードが早い状況で滑ること自体に技術が要求されるので自然と上達していきます。

 

 

 

ちなみに同じような練習法として上級者(自分より上手い人)と一緒に滑るというのがあります。
ベストな状況は自分より上手い人が数人いてそこに入れてもらう事です。
一対一だと相手が気を使って自分に合わせてくれる可能性が高いので、「頑張って追い掛けるから自分のペースで行ってね。」などと敢えてペースを上げてもらうと良いでしょう。

 

このシチュエーションは限界スピードを上げるには最適な方法だと思います。
普段自分のペースで滑っていると無意識にスピードを調節したり、斜度のきつい所を避けたりしてしまいますが上級者のペースに合わせると上級者のリズムになるので上達が早くなるという仕組みです。

 

 

 

 

私の経験で言うと『上級者7人組と一緒に滑らせてもらった事』があります。
知人にお誘いを受け同行させてもらったのですが、なんとそのうち5人は縦回転をバンバンやってしまうくらいの上級者でした。縦回転が出来ないのは私を入れて8人中3人という「出来ない方が少数派という困った状況」でした(笑)
例えば私は普段パークに入るとキッカーの前で一旦止まり、気持ちを整理してからジャンプします。
しかしながら彼らは滑った流れでそのままキッカーで360°スピン、そして次の初めて見るレールにも何となく入ってしまいます。

 

こんな状況ではアイテムの前でいちいち休んでいたら、一人ぼっちになってしまいます。
その日は大変でしたが、がむしゃらに滑り普段は入らないハーフパイプにも果敢にトライしていました。

 

次に普段のように滑りに行った時にはキッカーの前で一息入れる事無くジャンプしていました。
その私を見て良く滑りに行っていた仲間が「キッカー入るの早っ!!」と驚いた事で自分の感覚が変わっていることに気付きました。
それから周りも私に吊られて早くなった事は言うまでもありません。

 

※初見でキッカーやレールに入るのは危険なのでヤメましょう。またアイテムの前で人が並んで待っているのを横入りするのは完全なルール違反です。アイテムに誰も並んでいない状況で休憩を挟まずにキッカーに入った事を指していますのでお間違いの無いように。。。

 

 

 

 

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