液体ワックス

液体ワックスには大きく分けてスプレーワックスとペーストワックスの2種類があります。
スプレーワックスは文字通りスプレーするだけで良いので大変使い勝手が良いです。フッ素入りの物などもありますが残念ながら耐久性は非常に短く、ゲレンデで一本滑り終えると大抵の場合ワックスが落ちてしまっています。
ペーストワックスはジャムのように粘りのある液体でスポンジなどを使用して塗る必要があるので若干スプレーより手間がかかります。個人的には手間の掛かる割にはちょっと効果が薄いかなという不満もあるのですが、フッ素高含有のペーストワックスはピンポイントで使うと大変効果が有り楽しいです。

 

 

それでは作業のやり方です。

 

 

1.ボードのクリーニング
この作業はなるべく屋外で行うようにして下さい。
部屋の匂いが大変なコトになりますし、溶剤を使用するので体にも良くないです。

 

リムーバーをよく振ってから、ボード全体に吹きつけます。リムーバーの容器に記載があると思いますので数分程度放置してからペーパーで拭き取ります。
溶剤が揮発するまでは数時間以上は掛かりますので最低でも半日程度放置した後にワクシング作業に入るようにしましょう。

 

※ホットワクシングのページではやらない方が良いと記載していますが、液体ワックスの場合はリムーバーを毎回使用した方が良いと思われます。理由は液体ワックスではボードに残っていないからです。
理論的には液体ワックスはボードに浸透していくと思われます。しかし実際に浸透していないのか、それとも浸透してもすぐに出てきてしまうのかは分からないですが、滑走性能はそれほど長く持続してくれません。
一日中滑っていればほぼ確実にワックスが残っていないはずですので、滑走性能に悪い影響を及ぼす汚れを毎回除いてあげる方が良いと思います。

 

 

2.ワックスを掛ける
スプレーワックスの場合はまんべんなくスプレーして下さい。

 

ペーストワックスの場合はスポンジに少し取り、ワックスをボードに薄く延ばしていきます。
車のワックスなども同じですが厚く塗れば良いというものではありませんので薄く延ばしていくようにして下さい。その方がお財布にも優しいですよ。

 

ワックスを掛け終わったら最低でも10分程度放置します。(軽く表面が乾くまで待ちましょう。)

 

 

 

3.コルクを掛ける
コルクで滑走面を擦り、ボードにワックスを馴染ませます。
摩擦熱によってワックスが浸透するそうなのですが、こちらも過度の期待は禁物です。
全体的にワックスが馴染んできたら作業完了です。

 

 

 

以上が液体ワックスの掛け方ですが、3の作業については無視される方も多いようです。
ボードをレンタルした場合にもスプレーを掛けただけということが多いですね。

 

 

正直液体ワックスはオススメできないのですが一応液体ワックスでも気になったモノをご紹介します。

 

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オススメ度★★★☆☆
こちらはペーストタイプのフッ素含有ワックスです。
持ち運びが用意なので滑っている合間にワクシングが可能な点が良いです♪
やはり耐久性は低いので頻繁に塗る必要があるかも・・・

 

 


オススメ度★★★★☆
私自身は使った事は無いので聞いた話範囲なんですがメーカーさんの言うように他の商品より耐久性があるようです。
ただし5倍〜8倍ってのは正直どうなんでしょ???
お手頃な価格と扱い易いスプレーワックスな点がオススメポイントです。

 

これは裏技的な使い方なので別のトコに載せたかったのですが、
滑り終わった際のエッジにスプレーしてサビ防止に使えるんですね♪
帰る間にエッジが錆びるなんて事もあるんで軽くスプレーしておくとこれだけでサビを防げます!
バッグに忍ばせておいて滑る前に滑走ワックス、終わったら保管用って使い方がオススメです。

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